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幼体の世話

エラを捨てて完全な肺呼吸になったアカハライモリ幼体。

 

さっきまで水の中に住んでたくせに、一度陸に上がると今度は大人の身体(成体)になるまで水に入れなくなっちゃうの。

 

急にぜんぜん泳げなくなっちゃうのよ!

 

幼体の住まいは湿度が十分ある陸地・・・我が家では汲み置きの水で湿らせた水槽用フィルターをプラケ―スの底に敷いて、子イモリたちの住まいにしたわ。

 

子イモリが小さいうちは、ほんのちょっとの水たまりでも溺れることがあるから、水たまりができないようにフィルターは隙間なく敷き詰めたほうがいいわ。

 

子イモリは上陸して3日~1週間くらい何も食べない場合があるわ。

 

この間に急いでエサを調達してちょうだい!!

 

子イモリのエサは基本「動くもの」

 

乾燥アカムシを水で戻してピンセットで動かしながら与える・・・なんて方法もあるけど、最初はなかなかうまくいかないわ。

 

人工餌に餌付かせようと頑張っている間に子イモリを餓死させてしまった・・・なんてケースもあるから、子イモリが上陸したらすぐにイエコオロギ1齢(ピンヘッドコオロギ)を手に入れてちょうだい!

フィルターは汚れたら水道水で洗って、また汲み置きの水を浸み込ませてちょうだい。

 

子イモリが少し大きくなったら、小さめのハニーワームやシルクワームなんかも食べられるようになるわ。

 

花につくアブラムシやシロアリなんかもエサの代用になるそうよ!

(イモリ飼育者・塩川の田舎者さんからの情報)

ピンヘッドコオロギを狙う子イモリ

小さいシルクワームを食べる子イモリ

活餌と平行して、少しずつ人工餌にも餌付かせておくといいわ。

 

水でふやかしたイモリ用粒餌や、乾燥アカムシを水でもどしたものをピンセットで動かしながら与えるの。

 

子イモリたちが口を怪我しないように、先の丸いピンセットを使ってね!

 

最初から食べてくれる子もいれば、なかなか慣れてくれない子もいるわ。そこは子イモリたちの個性だと思って気長に焦らずに、ね。

ピンセットでの給餌

幼体が陸上だけで生活する期間は亜種や栄養状態によって違うわ。
 
だいたい2年と言われているけど、うちの子たちは1年3か月くらいで水に入り始めたわ。
 
子イモリが溺れないように、はじめは水深5mmの浅い水場。
 
陸地を広めにね。
 
ちょっとずつ深く。
 
写真のように段差をつくってあげると自分にちょうどいい深さで泳ぐ練習をするわ。
 
段差の素材としては、素焼きの器や石なんかがザラザラしていて子イモリが登りやすくていいみたい。
まだ水が怖い子もいるわ。
 
それぞれのペースがあるから、
焦らずゆっくり慣らしてあげてね。
 
水量が少ないうちは水も汚れやすいわ。
 
フィルターポンプが使えるのはまだ先。
 
水が汚れないうちに水替えもちゃんとやってあげてね。
 
特に夏場は3日に1度くらいのペースで水替えしてあげて。
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